レガシー赤Burn考察3
2012年6月10日 MTG コメント (2)ちょっと日が開いて、やっとこさ3回目の考察。
今回は現在赤Burnってどうなん??って事について書いて行きたいと思います。
まず、赤Burnはいつの時代も「地雷」や「事故」と称されるように、メタの筆頭にはあがってこないデッキです。
ですが、どのデッキにもだいたい等しく勝てる要素があるため、「たぶんいるだろう」とサイドボードに1枚か2枚お守りで対策カードを入れられたりするのが普通で、ちょっとメインから対策を~とかされるだけでグッと勝てる確立が減ってきます。
大会で目立ち過ぎないのが赤Burnで勝つための大きな要因と言えます。
(僕は赤Burnばかり使っていたせいで人読みをされてしまいます。それでも勝ちますけどね!最近は勝ててないけど)
では、現在のメタについてちょっと書いて行きたいと思います。
●タルモゴイフが減っている?
現在は赤Burnの天敵だったタルモゴイフ/Tarmogoyfが瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageのおかげで数が減ったが、その代わり呪禁持ちの生物、プロテクション持ちの生物、除去耐性持ちの生物などが多く見られるようになり、クリーチャーのサイズが若干小さくなっている事は赤Burnにとっては追い風だと思います。
しかし代わりに増えているのが青白の小型生物で、まずは石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic。
このクリーチャーは用意にライフゲインが出来る装備品やプロテクションを持つ装備品などをサーチして来れ、殴打頭蓋/Batterskullなどのもう出されたらほぼ負けが確定するような装備品を2マナでインスタントタイミングで出す事が出来ます。出たら即焼き、が普通ですが焼かれるのを覚悟で梅澤の十手/Umezawa’s Jitteをサーチされそれを呪禁生物の聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftに装備。
あとは出てきた天使トークンと十手付きのトラフトで殴りながら、天使トークンに剣を鍬に/Swords to Plowsharesを撃ってライフゲイン。それを瞬唱の魔道士/Snapcaster Magで使いまわされるだけで負けてしまいます。(十手だけ、またはトラフトとソープロ、瞬唱だけで負けますが)
石鍛冶は焼けても装備品はサーチされ実質アドは取れていない、トラフトはそもそも単体火力では焼けない、瞬唱は出てきただけでアドが取られる、という事はこちらも1対1交換をしていたは絶対に勝てないって事になります。
ここで採用されるのが全体火力。
青白、と言う色を考慮すると打ち消されない全体火力がもっとも効果的で、先程上げたクリーチャー達は都合良くタフネスが2以下。
つまり、火山の流弾/Volcanic Fallout がかなり効果的と言う事になります。
対策にもなり、最低2点火力にもなるのでまず腐る事がない。
逆に入れていないと、並びまくる小型生物に対処し切れず、火力不足になって負けてしまうのが目に見えています。
が、数が減っているとは言えタルモゴイフの数が0と言うわけではなく、やはり少数存在します。
普通に3/4以上のサイズで2体でビートされるだけで圧倒的なダメージレースを展開され、あっという間に死にます。
なのでサイドに四肢切断/Dismemberを積んで置くと良いでしょう。
これは赤Burnの宿敵ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusaderやサイズの半端な聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryなどを除去する事ができます。
以前として最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Trollは宇宙生物で、赤Burnではほぼどうすることも出来ないので出てきて十手などを装備されたら諦めましょう。
●コンボが増えている
コンボが増えてきているのは赤Burnにとっては不利な状況と言えます。
だいたい赤単はコンボに対しては無力(特にベルチャーには10:0)なので、本当に運勝負です。
メインから勝てるのが赤単なのに、メインからコンボには負けてしまうのでむしろサイド後が勝負になります。
コンボはだいたい青でコンボパーツを探したりするので、それを紅蓮破/Pyroblastなどで打ち消してテンポを取り、相手が遅れている間に勝負を決める事になります。
まあぶっちゃけ運勝負。
コンボが台頭してくると、それを狩る為のカウンターデッキなどが流行り、そのカウンターデッキを赤Burnが食う、と言う図式も見えてくるので、コンボが流行る事は逆風だけとは言い辛いかもしれません。
●パーマネントの質が毎年高くなっている/多色化の道へ
Burnに入るカードと言うのは、なかなか増えません。
これは何故か、と言うと最高の火力と称される稲妻を超える火力がもう作られないからです。
火力の欄はほぼ埋まっていると言っても過言ではない。
これに比べ、生物の質はどんどん良くなってきている。
赤Burnにとってこれほど辛い事はありません。
赤のクリーチャーは他の色より劣る事が多く、プレインズウォーカーも同じ。
装備品などのカードも入れ辛く、Burnはどんどん肩身が狭くなっていると思います。
前の日記でも言っていると思いますが、赤Burnが対策出来る物は限られています。
対策に使える枠も少ない。
ではどうするか。
それは多色化することです。
他の色を混ぜる事により、弱点を補ったり、より高速化したり、柔軟になったりと良い事は多い。
多色化することで生まれる弱点ももちろんありますが、むしろメリットの方が多いかもしれません。
白を足す事により上陸ボロスBurn。サイドに解呪や白の除去も取れて、置物や巨大生物にも対処出来るようになります。
青ならデルバーBurn。
デルバーとガイドのツートップで強烈に攻め立て、瞬唱の魔道士で軽い火力を使いまわせる。これだけでかなり強い。そして青、と言う色の特性としてカウンターを構える事もできるし、もし入れてなくても匂わせる事もできる。
黒や緑を足すBurnはあまり見かけないですが、タルモ足したり、黒のBurnカードを採用したり、と言う事は稀にあります。サイドで使えるカードも強力な物が多いです。
また、4色化してDolphinZooなどもBurnの亜種と言えるのでないでしょうか。
もちろんこうしたデッキは無難ですが、赤Burnでは有り得なあった「色事故」「土地破壊に弱い」「発展の代価が使えなくなる・撃たれると死ぬ」などの弱点も出てきます。
2色程度なら発展の代価を使う事も出来ますが、自分も無傷では済まなくなります。
赤単対策には無難に対応出来ますが、赤以外のヘイトカードの煽りを受けると言う危険性も出てきます。
まさに一長一短。
ここまで言っといてアレですが何を選択し、何を使うかはあなた次第。
尖るか丸くするか。
ただただBurnと言っても、色々あるって事がちょっとはわかって頂けたかな?と思います。
また何か思いついたら走り書きで書いて行こうと思います。
今回はこの辺で。
今回は現在赤Burnってどうなん??って事について書いて行きたいと思います。
まず、赤Burnはいつの時代も「地雷」や「事故」と称されるように、メタの筆頭にはあがってこないデッキです。
ですが、どのデッキにもだいたい等しく勝てる要素があるため、「たぶんいるだろう」とサイドボードに1枚か2枚お守りで対策カードを入れられたりするのが普通で、ちょっとメインから対策を~とかされるだけでグッと勝てる確立が減ってきます。
大会で目立ち過ぎないのが赤Burnで勝つための大きな要因と言えます。
(僕は赤Burnばかり使っていたせいで人読みをされてしまいます。それでも勝ちますけどね!最近は勝ててないけど)
では、現在のメタについてちょっと書いて行きたいと思います。
●タルモゴイフが減っている?
現在は赤Burnの天敵だったタルモゴイフ/Tarmogoyfが瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageのおかげで数が減ったが、その代わり呪禁持ちの生物、プロテクション持ちの生物、除去耐性持ちの生物などが多く見られるようになり、クリーチャーのサイズが若干小さくなっている事は赤Burnにとっては追い風だと思います。
しかし代わりに増えているのが青白の小型生物で、まずは石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic。
このクリーチャーは用意にライフゲインが出来る装備品やプロテクションを持つ装備品などをサーチして来れ、殴打頭蓋/Batterskullなどのもう出されたらほぼ負けが確定するような装備品を2マナでインスタントタイミングで出す事が出来ます。出たら即焼き、が普通ですが焼かれるのを覚悟で梅澤の十手/Umezawa’s Jitteをサーチされそれを呪禁生物の聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftに装備。
あとは出てきた天使トークンと十手付きのトラフトで殴りながら、天使トークンに剣を鍬に/Swords to Plowsharesを撃ってライフゲイン。それを瞬唱の魔道士/Snapcaster Magで使いまわされるだけで負けてしまいます。(十手だけ、またはトラフトとソープロ、瞬唱だけで負けますが)
石鍛冶は焼けても装備品はサーチされ実質アドは取れていない、トラフトはそもそも単体火力では焼けない、瞬唱は出てきただけでアドが取られる、という事はこちらも1対1交換をしていたは絶対に勝てないって事になります。
ここで採用されるのが全体火力。
青白、と言う色を考慮すると打ち消されない全体火力がもっとも効果的で、先程上げたクリーチャー達は都合良くタフネスが2以下。
つまり、火山の流弾/Volcanic Fallout がかなり効果的と言う事になります。
対策にもなり、最低2点火力にもなるのでまず腐る事がない。
逆に入れていないと、並びまくる小型生物に対処し切れず、火力不足になって負けてしまうのが目に見えています。
が、数が減っているとは言えタルモゴイフの数が0と言うわけではなく、やはり少数存在します。
普通に3/4以上のサイズで2体でビートされるだけで圧倒的なダメージレースを展開され、あっという間に死にます。
なのでサイドに四肢切断/Dismemberを積んで置くと良いでしょう。
これは赤Burnの宿敵ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusaderやサイズの半端な聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryなどを除去する事ができます。
以前として最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Trollは宇宙生物で、赤Burnではほぼどうすることも出来ないので出てきて十手などを装備されたら諦めましょう。
●コンボが増えている
コンボが増えてきているのは赤Burnにとっては不利な状況と言えます。
だいたい赤単はコンボに対しては無力(特にベルチャーには10:0)なので、本当に運勝負です。
メインから勝てるのが赤単なのに、メインからコンボには負けてしまうのでむしろサイド後が勝負になります。
コンボはだいたい青でコンボパーツを探したりするので、それを紅蓮破/Pyroblastなどで打ち消してテンポを取り、相手が遅れている間に勝負を決める事になります。
まあぶっちゃけ運勝負。
コンボが台頭してくると、それを狩る為のカウンターデッキなどが流行り、そのカウンターデッキを赤Burnが食う、と言う図式も見えてくるので、コンボが流行る事は逆風だけとは言い辛いかもしれません。
●パーマネントの質が毎年高くなっている/多色化の道へ
Burnに入るカードと言うのは、なかなか増えません。
これは何故か、と言うと最高の火力と称される稲妻を超える火力がもう作られないからです。
火力の欄はほぼ埋まっていると言っても過言ではない。
これに比べ、生物の質はどんどん良くなってきている。
赤Burnにとってこれほど辛い事はありません。
赤のクリーチャーは他の色より劣る事が多く、プレインズウォーカーも同じ。
装備品などのカードも入れ辛く、Burnはどんどん肩身が狭くなっていると思います。
前の日記でも言っていると思いますが、赤Burnが対策出来る物は限られています。
対策に使える枠も少ない。
ではどうするか。
それは多色化することです。
他の色を混ぜる事により、弱点を補ったり、より高速化したり、柔軟になったりと良い事は多い。
多色化することで生まれる弱点ももちろんありますが、むしろメリットの方が多いかもしれません。
白を足す事により上陸ボロスBurn。サイドに解呪や白の除去も取れて、置物や巨大生物にも対処出来るようになります。
青ならデルバーBurn。
デルバーとガイドのツートップで強烈に攻め立て、瞬唱の魔道士で軽い火力を使いまわせる。これだけでかなり強い。そして青、と言う色の特性としてカウンターを構える事もできるし、もし入れてなくても匂わせる事もできる。
黒や緑を足すBurnはあまり見かけないですが、タルモ足したり、黒のBurnカードを採用したり、と言う事は稀にあります。サイドで使えるカードも強力な物が多いです。
また、4色化してDolphinZooなどもBurnの亜種と言えるのでないでしょうか。
もちろんこうしたデッキは無難ですが、赤Burnでは有り得なあった「色事故」「土地破壊に弱い」「発展の代価が使えなくなる・撃たれると死ぬ」などの弱点も出てきます。
2色程度なら発展の代価を使う事も出来ますが、自分も無傷では済まなくなります。
赤単対策には無難に対応出来ますが、赤以外のヘイトカードの煽りを受けると言う危険性も出てきます。
まさに一長一短。
ここまで言っといてアレですが何を選択し、何を使うかはあなた次第。
尖るか丸くするか。
ただただBurnと言っても、色々あるって事がちょっとはわかって頂けたかな?と思います。
また何か思いついたら走り書きで書いて行こうと思います。
今回はこの辺で。
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